★爪痕★月

2019/10/15 ブログ
この度、台風災害により被害を受けられました皆様、心よりお見舞いを申し上げます。
1日も早く復興がなされますことを心からお祈り申し上げます。

今回の台風には本当に戦々恐々としました。
私の住まいは高台にあり、普段も風通しの良い場所ですが、風害となれば通常の1.5倍以上の風速が吹く場所です。風速60Mということは1秒間に新幹線の速度216キロで走り抜けるという事ですから、飛んでくるものすべてが凶器です。

万が一お施主様のお住まいに何かがあった場合、竜巻がきた場合、物が飛んできた場合を想定し、バンには食料、RVにはキャンプ用品、工事車両にはロープ、工具、脚立、土嚢袋、ブルーシートをあらかじめ詰め込みました。もし、住まいに何かあったら避難所に行くことになりますが、私には犬がいるため、近所の避難所には連れて行けません。

それと同時に、年齢の高い方、女性だけで住まわれている方のお住まいは台風前に巡回、もしくは電話で連絡し、外にあるものをすべて撤去されるよう、ご連絡させていただきました。

やれる事はすべてやり、後は台風が過ぎ去るまで自宅でじっとしているしかありません。
皆の緊張がほぐれたのは夜の1時にようやく風の音が収まってきた頃でした。

ただ、玉川や、阿武隈川等が決壊し、建物の屋根しか見えない映像を見てからはみな呆然とし、言葉も出ない状態で夜が更けていきました。

台風の通過点がずれていたら、江戸川が氾濫していたかもしれません。
今被災されている方が私達になっていたかもしれません。
考えるとぞっとします。
ですから、被害に合われた方の心中を思うと胸が苦しくなります。
大きなことはできませんが、自分で考えてできる事をしていきたいと思います。



とりあえず、柴田のできる事は業者が入るまでの間建物が傷まないよう、応急処置。